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強迫観念(強迫性障害)5

思春期に苦しみ悩んだ「強迫観念」が

大学では心理学の一般教養で普通に取り上げられていたことに

拍子抜けしたと以前書きました。

自分がこの病気の当事者だから目につくのかもしれませんが、

その後、新聞などでこの症状や対処法について取り上げられているのを

何度か見かけることがありました。

それだけこの病気が一般的に認知され始めた、

別の言い方をすればこの病気を抱える人が増えている

ということだと思います。

保育士試験について別のカテゴリーで書いてますが、

その保育士試験のテキストでも強迫性障害の事が取り上げられています。

大人に限らず児童でもこの症状を抱えて悩んでいる子がいる

ということの裏付けだと思います。(私は小学生の時に発症)

テキストにこのような記述を見つけました。

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四谷学院保育士試験対策講座5「保育の心理学」より引用

 

「このような繰り返し行為は、自分の不安などを和らげるために行われます。」

 

過去、高校生の時に読んだ森田療法の本にもこのようなことが

書いてあったのかもしれません。

でも、症状がひどかった当時はとにかく対処することに必死でした。

なぜこの症状が発症するのかという根源になど気が向きませんでした。

そんな余裕などありませんでした。

しかし30年を経た今、保育士試験の勉強をしたそのテキストに

この症状が出る根源が書いてあるのを見つけました。

あの時自分を邪魔していた、

あの時は自分を邪魔をしているとしか思えなかったあの症状は、

じつは自分を邪魔していたのではなく、

もっとその奥にある強い不安やプレッシャーから自分を守るための

自己防衛本能の表れだったのだと。

「邪魔」をしていたのではなく本当は「守って」くれていたのだと。。。

 

そのことをこの歳になって初めて知ることができ、

涙が止まりませんでした。