上を向いて、歩いてミタ!

いろんな事して、表現して、つながっていたい。

保育士試験(実技試験当日)

こんばんは。日に日に涼しさが増して朝は寒いくらい。

猛暑だった先月と比べると体の疲れが違います。

やっぱ最近の暑さはちょっと異常。36度とかってもう体温と気温が

同じですものね。子供のころは30度行ったらすごい暑いくらいだったのにな。

さて保育士試験。先日保育士証が届いて結果を先に言っちゃいましたが、

今日は実技試験の当日の事を書きますね。

言語、造形、音楽のうちから2択なので絵心ゼロの自分は必然的に

造形は無理で言語と音楽を選びました。

言語は「3匹のヤギのがらがらどん」の語り聞かせ。

音楽は「あひるの行列」と「ゆりかごの歌」の歌い聞かせです。

7月の試験当日は朝からしとしとと雨が降る日でしたが、

皆さん集合時間のかなり前から会場に来てました。

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試験当日の看板

神奈川県だけでざっと800人くらい受けに来てたようですが、

試験会場は1か所のため、遠い人は前日から泊まったりしてたのでしょう。

大変ですね。私はたまたま家が近くてラッキーでした。

当日会場に行くまで自分の試験時間が何時になるのかわかりません。

人によっては1科目目は最初の方なのに2科目目が最後の方、

なんて人もいて途中何時間も間が空いてしまう人もるなかで、

なんと自分は1科目は先頭バッターの9:30、そして2科目目も1科目目から

ちょうどいいくらいの間があいた10時54分からという恵まれた時間割でした。

しかも1科目目は得意な方の言語。

早速試験会場に向かうと私を含めて3人がスタンバイ。

私の次はまだ若い20代前半くらいのかわいらしい女性でした。

「そうだよな~。保育士さんって言えばこういう女性のような印象だよな~。

子供たちもこんなダミ声のおっさんなんかより、こういう若くてかわいい

先生の方がいいに決まってるよな~。」なんて事を妄想してました。

それくらい言語の方は比較的気持ちに余裕がありました。

さて名前を呼ばれてノックして入室。私も社会人生活が長いもので、

お客様の事務所の訪問などは数えきれないくらいにこなしてきました。

そんないつもの客先訪問な感じの入り方で「おはようございまーす!」と

元気よく入室。仏頂面の女性の試験官が2名おられましたがそれも予習どおり

だったので別になんとも思わず席につき、3分制限の語りをスタート。

大きな身振り手振りと、大いなる作り笑顔と、腹から出すダミ声で

おっさん頑張りましたよ!

試験官は何やらうなずきながらメモをとられておりました。

実演が終わり、10秒くらいシーンとした時間が過ぎたのち、

3分を告げるタイマーがピピっとなって制限時間終了。

途中セリフ間違いもせず、時間もほぼ予定通りで、

「これは大丈夫でしょ」ってな手ごたえとともに退出。

次の若い女性に「頑張ってくださいね」とか言いたかったけど余計な事言って

混乱させてもかわいそうなので、静かにその場を去りました。

さて問題は次の音楽。会場にはピアノを練習する場所や発声練習できる場所

はなく、ある意味ぶっつけ本番です。

当日も出かける直前まで無限ループでピアノを弾いて歌ってましたが、

それでも本番で間違える不安が消えないので、言語のあとは

今まで手本としていた伴奏の音をずっとヘッドフォンで繰り替えし聞きながら

指の動きとクチパクでシュミレーションしてました。

さて本番。5人ほどが一気に呼ばれ、自分はそのロットのうちでは最後でした。

大学の食堂のようなガラス張りの部屋の片隅にピアノがおいてあるようで、

ガラス張りなので前の人たちの演奏と歌声がよーく聞こえてきます。

ここで混乱発生!!

課題曲は同じですが伴奏の付け方(楽譜)は人それぞれ違うため、

自分の伴奏とは全然違うメロディーがガンガン聴こえてくるのです。

しかも皆さん伴奏も上手だし歌も上手!

完全に心が乱れ始めました。

自分の伴奏のスタートがどんな感じで始まるかさえ、

頭からぶっ飛んでしまいました。ちょっと放心状態になりかけました。

しかし、こんなところで負けてたまるかと

今まで頑張ってきた自分を思い出して気合を入れなおしました。

「他の人が上手かろうが何だろうがどうでもいい。

自分の演奏を信じて自分の精一杯をぶつけてきてやる!」と。

でも他の人の演奏が聴こえるとやはり混乱するので、

スマホのヘッドフォンを大音量にして自分の番が来るぎりぎりまで

自分がお手本にした伴奏を繰り返し聞いて他の音に惑わされないようにしました。

そして自分が呼ばれて入室。

言語の時とくらべ明らかに浮足立ってる自分を感じました。

ピアノの前に着席。弾き始める前に呼吸を整える意味もかねて

弾く曲目を大きな声で試験官に伝えてから始めました。

「あひるの行列、歌います!」

〇×△♪×△♪〇・・・・

「ゆりかごの歌、歌います!」

〇×△♪×△♪〇・・・・

まあ、小さな弾き間違えは数回ありましたし、息の吸い込みも

中途半端で途中で声が切れてしまうこともありました。

まったくもって褒められたものではないですが、

「大間違い」だけはしませんでした。

挨拶をして会場をでましたが、緊張と興奮がしばらく冷めず

地面を歩いている感覚がありませんでした。

トイレにいったり、飲み物を飲んだりして、ようやく落ち着いてきたので

奥様にメールで一報。とにかく終わったよ、と。

そして一か月後、届いた結果はこちら。

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音楽32点 言語43点

50点満点で30点以上が合格です。

まあ大体想定通りといいますか、音楽は何がどう採点されて32点なのか

よくわかりませんが、「ぎりぎり」でした。。。

最後に深~く腰を折って挨拶して出てきたのが良かったのかな?

そんなの関係ないか(笑)。

長くなりましたが、そんなこんなで私の保育士試験は終了したのでございます。

皆様、今日も一日お疲れ様でした!